「昭和」それは日本経済が世界に向けて輝かしい発展という光を放った時代でした。
花き園芸業界も同時に成長の時を迎え、生産量、流通量、消費量のすべてにおいて目覚ましい増加を見せました。
元号が昭和から「平成」に変わるとともに、日本は景気の長期低迷が続き、のちに”失われた30年”と言われるデフレ経済のもと、花き園芸業界もマーケットの縮小を余儀なくされました。
そして平成から「令和」へ変わり、社会全体で”ソーシャルビジネス”が評価されるようになり、SDGs(持続可能な開発目標)の実現に向けた取り組みが投資対象としての企業評価の大きなファクターとなってきました。
元来私たちの花き園芸業界は、存在そのものがSDGsを体現するビジネスの構造になっており、花や緑を社会空間に提案し、自然環境の保護に率先して取り組んでまいりました。
令和の新しいファッズの風として、働き方改革の一環で職場環境の整備に対する世の中の意識が高まっており、ただ仕事をする場所や空間としてのオフィスではなく、ストレスフリーのビジネススペースが求められるようになり、そこに花や植物を取り入れることが最も自然に簡単で効果的な手段であると認識されはじめ、既にファッズからトレンドに変わってきています。
また、採用難が続く昨今において、オフィスに花や植物を取り入れることは、職場環境改善を通じて採用力の向上にも大きく寄与することが判明しており、我々の業界にとって大きなチャンスが到来しています。
地球誕生から現在に至るまでの約46憶年という歴史の中で、生物が誕生したのは直近約5億年の出来事です。
その間5回の大量絶滅を経て、現在のように緑豊かで大自然を蓄えた地球に人類が登場したのは、わずか200万年前のことです。さらにその人類が森や山の自然から離れた生活を始めてから、おおよそ500年に過ぎません。人類も動物である以上、本能的に緑や海といった自然に触れたくなり、観葉植物や壁面緑化を通じて日々の生活に忘れてきた本能に根差した感覚を取り戻そうとしています。
アートグリーンは、創業当初より「弊社を取り巻くすべての困ったを解決することで社会に貢献します」という経営理念を基に、業界の困ったを解決することに尽力し、可能な限り貢献してまいりました。
そして今、私たちの挑戦は、胡蝶蘭を中心とした贈答市場から進化しようとしています。
これから花き園芸業界に参入しようとする挑戦者、すでにこの業界で活躍する事業者、新規事業を模索している企業経営者など、弊社のサービスを通じてあらゆる問題解決に貢献してまいります。
今後は、花き園芸に関するさまざまな事業へ積極的に参入し、地球環境の保全に取り組むとともに、地球に存在するすべての植物の種の保全と、その重要性を広く発信してまいります。
街・職場環境・住居、すべてに花と緑を提案し、花き業界に携わる全世界の仲間と共に、緑あふれる空間を創り上げ、植物がより身近に感じられる世の中を実現してまいります。
そして、英知ある人類が自分の手で破壊するのではなく、率先して自然環境を守るための指針を生み出し続けるグループを目指してまいります。
これから先も、アートグリーンが提案する新サービスに、ぜひご注目ください。